なんでもかんでも口や手を出すよりは黙って見守った方がいい。
でも見守るのと放っておくとの違いは傍から見ると分かりにくい。
見守ってもらっているのか 単にほっとかれているのか。
子供はちゃんとわかっていますよ。
見守るって言うのは
それまでに下準備がたくさんあります。
放っとくというのはそういう準備、前段階が何もありません。
好きにしていいよ、といきなり放り出すのは
信頼とは別の無責任というものです。
例えば
- プロのシェフの料理場面を見て、いきなり同じように作れって言われたら?
- フィギュアスケートの技を、見た通りしろって言われたら?
大人だって困りますよね。
「見てたからって同じように出来るわけない」
って。
でも、子どもには同じようなことを要求してないですか?
- 見てたのにどうしてできないの?って。
- 教えたでしょ?って。
でも、見てるだけじゃ、教わっただけじゃ無理なんです。
具体的に、どんなことに気をつけて、どんな風にすればいいのか。
事前に色々伝えたり、練習したり、失敗したり、失敗を挽回する方法を教えたり、一緒に経験したり、という裏の時間があるから
お互いを信頼して、外では見守っていられるようになる。
これって色々な場面に応用できると思うので、どんなことに使えるか、考えてみてくださいね。
コラム掲載者 Ikurin